読書日誌。

読んだ本の心に残った文などを書き留めています。

女性が職場で損する理由 (扶桑社新書

女性が職場で損する理由 (扶桑社新書)

女性が職場で損する理由 (扶桑社新書)

いかにも男性が書いた本だなぁという本ですが
世渡り下手な私にはたいそう役立ちました。

仕事に失敗はつきものです。
上司に許可を取って(会社のコンセンサスを得て)
報告をきちんとしていれば失敗しても大丈夫です。
「成果で判断してほしい」と格好をつける必要はありません。
「目標を共有したらあとは結果を出すまで上司に相談しない」
なんぞは、男性でもクラシック泳法です。
そんなに上司と距離を置かずに、
報告や相談をたくさんして、過程をしっかり見せることです。
好きか嫌いかは別として上司とはコミュニケーションを取らざるをえません。
一見ご機嫌取りと見えても、それは相手のためではありません。
自分のためです。
自分が働きやすい環境を作るためと割り切る。

「優しいフリ」をしよう
本当のリーダーは社内でくよくよした顔や苦渋に満ちた顔を
見せません。
要は、全軍の士気も考えて笑顔を作れるリーダーであるか
ということです。
フリでもかまわないのです。女性の「優しさ」も同じです。
「この上司は本当にバカなんだから」と心で思っても、
優しくしてあげてください。
それであなたが働きやすくなり、
コミュニケーションがよくなるならいいではありませんか。

帰る前に必ず「報告」をしよう
1.結論を言って、2.理由・事実を述べる3.自分の所感、具申
2と3を混同しないこと。
報告が多ければ上司は安心します。
同時に、報告は自分が何がしたいのかを
上司にインプットする絶好のチャンスです。

面談を箱から出るきっかけにする
自分の思いを書類に書いた上で、しっかり話すこと。
上司だけではなく、できる先輩など周りの人に
普段から話しておくこと。
報告を頻繁に行いましょう。
ほとんどの上司は報告の多い部下をいい部下だと感じます。
前向きであるとも感じます。
一度言っても忘れる人はいます。
「前にも申し上げたかもしれませんが」という
前置きをして大事なことは何度も言う。
そして何より大事なのはイキイキと働くことです。
笑顔でてきぱきと、自分のことだけでなく全体のヘルプもいとわず、
愚痴っぽくならず、テンションの下がるような発言をしない。
これは「私はしっかり働きたい」という何よりの発信であり、
周りは非常に敏感に感じ取ります。
「わかってくれない」「理解がない」ということをよく聞きますが、
その前に自分がしっかり発信すべきです。

嫌な話こそ口頭で告げよう。
NOが入るときは生の言葉で会話をすることです。
メールだけではコミュニケーションはうまくいきません。