読書日誌。

読んだ本の心に残った文などを書き留めています。

「頭に来てもアホとは戦うな!人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法」

 

  どんな相手にでもリスペクトを

苦手な人間にはさらに丁寧に接するべきだ。絶対に批判したり、嫌いオーラを出してはいけない。そしてリスペクトしているところを強調する。最後に相手の欲するものを相手の立場で考えて見つけ、それと自分の利害を共通のものとする。

彼がこちらの政策の悪口を言っても、彼の耳に入る形で批判しない。

「他人を動かす」という発想が上から目線であり、少しずるい感じがする。まずやるべきは、動かしたい相手の立場に立って、相手の最大のニーズやウォンツを想像することだ。(略)できたら「共通の利害」を見つけ、こちらがやりたいことが相手の利益にもなれば鬼に金棒だ。

 

怒りや悩みで時間を無駄にしていないか。他人の目ばかり気にしていないか。本当にすべきことに全力を注いでいるか。

 

腰が低いことが効果を生むには、がんばって結果を出していないと厳しい。結果も出さずして、腰が低いのは当たり前である。
「あいつ頑張っているのに腰が低い奴だなぁ」となって初めて効果は倍増する。

 

戦うべき相手は人間関係で「くよくよ悩む自分」「腹を立てる自分」だと思ってほしい。...戦うべきなのは、「アホと戦う」なんてアホなことを考えてしまう自分のみ。

 

自分の仕事の評価において、大事な相手になめられるのは確かにいけない。しかし。「質の高い仕事をする」というプライドを持ち、手抜きをしたい自分と戦いながら仕事を続けていれば、相手がバカにしてなめてくるようなことはないし、それでもなめてくるような相手とは仕事をしなければいい。

 

対人関係で思い悩んだり、苛立ったりする時間があれば、その時間で英語やビジネススキルを勉強したり、友人や家族と楽しく過ごしたり、英気を養うためにリラックスして趣味にいそしんだりしたほうがずっと生産的だ。

 

嫌な相手にこそやられたフリ

頭にきたら、相手に花を持たせていい気分になってもらうのだ。・・・そのためには相手の攻撃やいじめにやられているフリをすればいい。反撃をするガッツなど微塵もみせず、「やられた」「勝てません」という姿を見せるのだ。・・・ライバルへの仕返しは、相手の力を利用してこちらにメリットがあることを実現してしまうようにしたほうが建設的だ。

 

不機嫌な職場で息苦しいあなたへのヒント

高杉晋作 おもしろきこともなき世におもしろく

ブツブツ環境に文句を言う暇があったら、自分でそこを面白くしたらどうだ?

 

人生はあなたが主役であるべきだ

「他人から見た自分を意識すること」と「他人から見た自分を妄想してそれに振り回される」ことは全く別である。

Top five regrets of the dying

I wish I'd had the courage to live a life true to myself, not the life others expected of me.

 

人に慕われたほうがいいに決まっている。ただ、「他人の気持ちはコントロールできない」。自分がコントロールできるものに力とエネルギーを集中すべき。

人間とは敏感なもので、「好かれたい」オーラを出しているときは人々は警戒し、こちらの足元を見て、そう簡単には好きになってくれない。有権者も社員も慕われたいと思いながら行動している人にリーダーシップを感じてはくれず、ついてきてはくれない。目の前のことに主体的に精一杯取り組むほうがいい生き方だ。結果として、そういう生き方をしている人を他人は慕ってくる可能性が高い。

 

他者は気にしていいと思う。むしろ気にするだけでなく、助けを求める姿勢のほうがいい。頑張っている奴や成果を出している奴がいたら、「困っている。どうしたらいいか助けてほしい」と伝えるのだ。上から目線で教えてくれる人もいるだろうが、それくらいいいではないか。調子のいい人から教えを乞うのはむしろプラスだ。ここでも妙なプライドは邪魔にしかならない。

 

 一喜一憂はくたびれるのだ。そして、こういう人は安定感がないので相手から信頼されにくい。
長い人生をじっくり謳歌するためには淡々と生きることだ。
やられたらやり返すのではなく、やられたら、やった人を気持ちよくさせて自分のために使い倒すのだ。それが本当の倍返しだと思う。