読書日誌。

読んだ本の心に残った文などを書き留めています。

「最強の気くばり」

 

全米No.1バンカーが教える最強の気くばり

全米No.1バンカーが教える最強の気くばり

 

 こちらから質問を投げかけて、相手が「えーと」と言いながら目線を右上または左上に泳がせたら「今から言うことはウソかもしれない」ということが察知できます。

 

相手をもっとも気持ちよくさせる気くばりは、役に立つ情報を提供することです。

 

重視したのは「人と人をつなげるための情報」でした。(中略)なぜかというと、「つなげる情報」を意識することで、人間関係がどんどん広がっていくからです。

 

「仕事とは別のコミュニティ」が成長と自信の糧になる

私はよく「週に2時間は仕事とはまったく関係ないことをやろう」と伝えています。

(中略)仮に「家族」と「仕事」のコミュニティしかない生活だと、そこで適応できなくなれば居場所がなくなってしまいます。

 

 

中途半端にやるから、やったことがムダになってしまう場面というのは、思っている以上に多いものです。とにかくやると決めたらには100%の力を出しきってやり抜く―この姿勢を実践して、損することはありません。

 

攻撃されたら、仕返しはせずに相手を「優しく殺す」

Keep the ones you love close, but your enemies closer.

自分を裏切った相手は、罪悪感がある分、敵に回すと開き直って必死で対抗してきます。そうやって自分を正当化しようとするからです。だから敵になりそうな人ほど、切り捨てて自分の遠くに置くのではなく、近くにおいて、つねにコントロールできる状態にしておいたほうがいいということです。

 

相手を負かさずに勝つユダヤ式「51対49」の教え

「必ず勝ちを獲れ。でも勝ちすぎてはいけない」

人より圧倒的に多く獲ってしまうと、必ずうらみを買います。たとえば100対0で、自分が100を獲ったとしたら、相手もいやがって二度とつきあってもらえないでしょう。80対20でもだめです。70対30でも危ういでしょう。

パーセンテージでいえば、ベストは「51対49」。

仮に100%獲れる状況だったとしても、あえて49%は相手に譲り、51%を残すことを目指すのです。

初めに51%のラインを決めてしまうのです。そこがクリアできれば残りは求めない。

大事なのは笑顔を崩さないまま、51%のラインを死守することです。

 

相手に借りを作ったら「2割増し」で返しなさい

1000円借りたら1200円返す、もしくは1000円にチョコやクッキーなどお礼の品を付けて返すのです。

なぜ2割増しかというと、人から何かしてもらったら、「してもらったほう」がそのことを忘れたり、当然と思ったりしてはならないからです。

「したほう」は自分がしてあげたことをずっと覚えているものです。お礼がないと二度とやってくれなくなるかもしれませんし、本当にこまったときに助けてもらえないかもしれません。

「頼まれごと」は3回まで無条件で引き受ける

3回目。「これが最後だよ」ということだけははっきりと言っておきます。

give give giveを3回繰り返す、すると、頭で計算しただけのかけひきでは思いもよらないような、まとまった大きなリターンがあとから返ってきます。