読書日誌。

読んだ本の心に残った文などを書き留めています。

「頭のよさはノートで決まる」

 

頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術

頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術

  • 作者:齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2017/01/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

受動的にノートをとっているだけでは
頭をよくすることはできない。
それを次に再生する意識でノートにする。
実際にノートをとった話を2人ぐらいに
話して聞かせるといい。
「この話は誰々に教えてあげよう」と
思いながらメモをとると、
そうでないときに比べて理解や記憶の率が
アップしているのを感じたことがあるのではないだろうか。

 

頭の中だけで考えようとすると、
堂々巡りになってしまい、
そのうち考えるということが収束していってしまう。
文字にしないと先に進むことができない。

 

「板書+説明をノートに書く」、「板書だけをノートに書く」、「板書+説明をパソコンで打つ」の3パターンで
脳の状態を調べた。
板書+ノートに手書きしているときの脳が
最も活性化していることがわかった。
最も脳が活性化していないのは
「板書+説明をPC」であった。

 

ノートはメンタルコンディショニングにも役立つ。
人間は正体の知れない不安感が最もつらい。
書き出すことで正体が見えてくると、
ひとつひとつは大したことないか、
と思えるようになる。

 

イデアというと、突然思いつくものかと
思う人もいるかもしれないが、そうではない。
ちょっとした気づき・工夫を積み重ねることが
イデアになる。

イチローが「小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています」
と言っていたが、この言葉はビジネスパーソンにも通じる。

 

 

先生の行動、指示に加え、指示の際の補足説明も重要だ。
「椅子に座ってください」と言ったあと、
「両手両足をリラックスさせてください。
頭もだらーんと下げます。骨がなくなった気分で」
なんていうふうに、比喩を交えたり、
気分を追加したりする。
この補足説明もメモしておかないと、
いざ講師の立場になっても何も教えられない。

 段取りの骨格と指示のプラスアルファをメモするのも休み時間にすぐやらないと忘れてしまう。

 

 

コメントは3秒以内をルールにする

質問やコメントは話を振られてから3秒以内にする必要がある。(中略)何かある?と聞かれたら、その瞬間にパッと言えば、会話のテンポが崩れない。そのためには相手が話している間に質問やコメントを考えておく必要がある。必ずしも3秒以内で答えなければいけないわけではないが、聞かれてから考えたのではもう遅い。

 

いいアイデアを生み出すにはまず、数を出すことが必要である。一つ一つにこだわりすぎて前に進めないのは損だ。1つの質を上げるのもいいが、まずは量が大切だ。量を出すことによって、視点を移動できる。柔軟に考えることもできる。

 

授業である事柄について「具体的に15個リストアップしてください」というように指示をする。最初は1点にしか目がいっていなくても、どんどん出せるようになってくる。脳が活性化する。「リストアップ」に意識が向くと数を出すことが楽しくなってくる。