読書日誌。

読んだ本の心に残った文などを書き留めています。

自己カウンセリングとアサーションのすすめ

自己理解の歪みに気づく―フィードバックをもらおう
自分のことをダメな人間だと思っている人は
他人もそのメガネで見ることになります。
ダメなことがバレないように他人に対して
防衛的になりますので
他人は自分を責めたり、自分に恐怖や
劣等感を感じさせたりする人のようにとらえがちに
なります。

さらに
自己理解の歪みは対人関係にも影響を与えます。
自己評価が低い人は、権威のある人の強い意見に
出会うと、相手に屈することになりがちです。

自己理解の歪みを少しでも是正するためには
自分ひとりの自己理解で満足しないこと。
フィードバックは決して正しいことや
歪みがないことが返ってくるわけではありません。
しかし、特に多くの人が同じフィードバックを
してくれたとき、そのフィードバックはあなたについての
かなりの共通性のある、正当な見方であり
貴重な自己理解の材料と思ってよいでしょう。

現実に合った考え方に変える「人には好かれなくてはならない」
「人を傷つけてはならない」
「もめごとはあってはならない」
人には好かれるに越したことはないし、
誰でも好かれたいと思いますが、
好かれなければならないことはありません。
実際、誰からも好かれることは不可能です。
・・・葛藤やもめごとがあることが悪いのではなく
それを解決することが重要なのです。

自分の言ったこと・したことに気づく言動と行動の不一致に目を向ける。
感じていること、思っていることと言動に
ズレがあるとき。
「怖いけれども、平気になりたい」
「ここは笑ってすませたいが、本当は怖い」など。
→矛盾や両面の感情はよくあること。
そのまま言ったほうがわかってもらいやすくなります。
「あなたと映画にも行きたいけど、家族と一緒にいたくもあって
迷っている」など。
自分の言動の矛盾やズレに気づき、
自分の気持ちや考え方を確かめることは
自分をよりよく知る助けになります。