読書日誌。

読んだ本の心に残った文などを書き留めています。

「あきらめ上手は生き方上手」

あきらめ上手は生き方上手あきらめ上手は生き方上手
(2005/01/20)
下園 壮太

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■自分が受ける刺激を変える。
無視しようと思っても、
その人のことを考えてしまう自分に嫌気が差し、
ますます落ち込んでくる。
このようなときはどうしたらいいだろう。
まず100人バランスを変えてみることを考えてみよう。
元気をくれる人とのつきあいを増やしてみる、
あるいは、新しい付き合いを増やすことにより
相対的に嫌な人の比重が変わるかもしれない。


■不安がつのると、つい将来のことや過去のことを考えてしまう。
過去のこととはいえ、結局その危険が将来起こりはしないかという
恐怖につながっているので、
未来に対する不安である。
つまり、調子が悪いときは常に未来に対し過剰な警戒を持って準備しているのだ。
その警戒心を解くにはどうすればいいだろう。
考え方を変えるとか、100人バランスを買えて入力情報を変えるという手もあるが、
実は「何もないという日々を重ねていく」のが心の平和を取り戻す王道なのだ。
未来の不安をなくすには、今日を楽しく生きることだ。
別に特別楽しいことがなくてもいい。
言い換えれば、過去にあったような(あるいは恐れていたような)怖い出来事がなかった、
普通の日だった、という1日を積み重ねればいいのだ。
それが積もり積もって未来の不安が消えていく。
これを「幸せ貯金」といっている。
だからあなたが未来の不安におののく日々が続いているなら
どうぞ今日を大切にしてほしい。今
日誰と会うのか、今日何をするのか、今日何を食べ、どこへ行くのか。
そのことを考え、その時をいかに充実して(気軽に笑って)過ごせるかが
未来への対応だと考えるようにしてほしい。
そんなときにも役に立つのが「とりあえず」という発想。
とりあえず、今日は○○をしよう、とりあえず寝てみよう、
とりあえず一つだけ100人リストの「大切にしたい人」の一人に何かしてあげよう。
今日の夕食に何を作ろう、とりあえず机の上を片付けよう。
今思いついたことをできる範囲でやる。それを重ねていけばいいのだ。
今日を考えているうちにきっとあなたの未来への恐怖が
薄らいでいることに気がつくだろう。